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「シャンパン酵母」エキス開発秘話

“シャンパン”のために選ばれし酵母との出会い〜新規成分シャンパン酵母エキス開発秘話〜

高貴な香りをつくるシャンパン酵母との出会い

当社の研究員がシャンパン酵母に出会ったのは今から約7年前、フランスで開催された学会の帰りにシャンパーニュ地方を訪れ、シャンパンメーカーを見学したときのことでした。
シャンパンは、ワインと同じくブドウを主原料としながら、その製造方法はワインに比べ手間も時間も要します。シャンパンをつくるためには二段階の発酵工程が必要とされ(ワインは一段階)、2回目の発酵(二次発酵)は一本一本に瓶詰したボトルの中で行われます。密閉されたボトルの中で発酵が行われるために生成した炭酸ガスが溶け込み、それがグラスに注ぎいれた時にシャンパンならではの泡立ちを生み出します。また、アミノ酸、ペプチド、有機酸、ミネラルなど酵母由来の様々な成分も溶け出し(自己消化)、シャンパン特有の香りとテイストを醸し出すのです。そう、シャンパンの香りはバラに喩えられるように甘く芳しいものです。
シャンパンの秘密を生み出す酵母「サッカロミセスバヤヌス」

シャンパンの二次発酵に用いられる酵母「バヤヌス」に着目

シャンパンはワインを二次発酵させることで新たなアロマとテイストが加味されます。ワインの醸造にはビールや日本酒やパンの発酵にも用いられる種類の酵母「セレビジエ※1」が用いられますが、シャンパンの二次発酵に用いられる酵母の種類は「バヤヌス※2」。この酵母は“シャンパン酵母”と呼ばれ、シャンパンの製造には必須と言われている酵母です。酵母「セレビジエ」は広く化粧品に応用されていますが、シャンパン酵母「バヤヌス」の化粧品への応用研究は皆無でした。当社は、このシャンパン酵母に着目したのです。
※1:
Saccharomyces cerevisiae(サッカロミセスセレビジエ)
※2:
Saccharomyces bayanus(サッカロミセスバヤヌス)
ところが、シャンパン酵母の入手は困難を極めました。それはシャンパンに限らずビール、日本酒、ワインにおいても、その味を左右する酵母はメーカーの命とさえ言われています。シャンパンメーカーも同様です。そのため、ほとんどのメーカーが酵母を門外不出にしています。しかも、限られた専門家にしかシャンパン酵母の存在は知られていないのです。もちろん、シャンパン酵母を化粧品に用いた例は世界中どこを探してもありませんでした。

世界で初めて、シャンパン酵母エキスの開発に成功

粘り強い交渉を重ねてやっとシャンパーニュ地方を起源とするシャンパン酵母を入手しました。さらに、シャンパンと同様に、酵母を自己消化させることでシャンパン酵母エキスの開発に成功しました。シャンパン酵母に出会ってから実に7年。現在、シャンパン酵母エキスを化粧品に配合できるのは当社のみです。そして化粧品業界で世界初、このシャンパン酵母エキスを配合した化粧品誕生への足がかりをつかんだのです。
シャンパン酵母エキスのつくり方
酵母は外壁と内壁の二層で頑丈に守られたカプセル構造を持ち、その中に核酸やアミノ酸だけでなくビタミン、ミネラルなど生命活動に必要な成分がぎっしりと詰め込まれています。当社では、酵母自体が持つ酵素によってこのカプセル構造を溶解することで酵母の持つ有用成分を抽出する方法(自己消化法)を用いてシャンパン酵母エキスを調製しています。
シャンパン酵母“サッカロミセスバヤヌス”
酵母1個の直径はおよそ0.005〜0.01ミリメートル。重さは酵母100億個が集まってわずか1グラム。卵のように円または楕円形をしており、増えるときにはその一部から芽を出すようにして、子酵母を出生する。酵母は人間の細胞と同じ真核細胞で、内部に核やミトコンドリアを有する。
●写真提供 NPO法人 綜合画像研究支援

シャンパン酵母エキスの特長

酵母特有の臭いが少なく、バラの香り成分を含有
通常の酵母エキスに比べ不快臭の原因とされている低級脂肪酸類量は約1/20で、バラの香り成分であるフェニルエチルアルコールやフェニルエチルアセテートが多く含まれています。そのため、通常の酵母エキスに比べ、多くの量を配合することが可能となりました。
保湿効果の高いグリセロールは30倍以上
シャンパン酵母エキスには、保湿効果の高いグリセロールが通常の酵母エキスに比べ30倍以上含まれています。
シャンパンに用いられる約300倍量の酵母を凝縮
シャンパンは美味しいだけでなく、精神的なリラックス効果や消化活動を高める効果などを有していると言われています。当社のシャンパン酵母エキスはシャンパンの製造に用いる約300倍の量の酵母を用いて作られています。
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